Lyric

何度も繰り返す、このストーリー

主役じゃなくて、それでいい

影に隠れた脇役として

俺は俺の役割を果たすだけ

全ての道程決まってるのに

狂った歯車直すたび

主人公様は何も知らない

それでいいさ、俺の仕事だし

「助けてくれよ」と言えないまま

誰も知らない、影での葛藤

エンドロールが近づくたびに

余計なトラブル、勘弁してくれ

背負わされるのは面倒な荷物

でもこれが俺の生きる道

主役が輝くその舞台裏

誰かが支えなきゃ崩れるだろ？

決まった未来が壊れぬように

俺が縫い合わせる物語

誰かの影に隠れたままで

それでも必死に生き抜いている

主人公じゃなくてもそれでいい

脇役だって物語の一部

迷う暇も、休む暇もない

だけど俺はこの場所で笑う

主人公ってのは自由だよな

間違っても誰かが直してくれる

俺のミスは？ 全部自分持ち

何でそんな役目、俺なんだ？

でもこの物語が崩れたら

困るのはみんな、知ってるから

余計なこと言わず黙って進む

影の努力なんて誰も見ない

勝ち負けなんて興味はないけど

誰かを守るのもまあ悪くない

主役が前を向いて進むなら

その背中を押す、それが俺の役目

壊れたストーリーを繋ぐたび

自分が何者かを思い出して

脇役の名前は忘れられても

この世界で俺は自分を刻む

主人公じゃなくてもそれでいい

物語が進むならそれでいい

迷う暇も、休む暇もない

だけど俺はこの場所で抗う

たまには愚痴も言いたくなるけど

結局、俺の居場所はここなんだ

笑う影が嘲る声なんて

聞こえないふりして歩いていく

決まった未来が壊れぬように

俺が縫い合わせる物語

悪役にされたキャストの逝瞬

俺だけ忘れず覚えている

他の脇役たちの人生も

誰かの記憶に残してあげたい

主人公じゃないからこそできる

だから俺はこの場所で背負う

物語の幕が閉じるその日まで

誰も知らない舞台裏で

何度も繰り返すこのストーリー

俺はただの脇役、それでいい

決まった未来が壊れぬように

俺が縫い合わせる物語

主人公が輝くその瞬間に

影で笑えるのが俺の誇り

誰も気づかぬ努力の果てで

誰かの幸せを支えられるなら

主人公じゃなくても構わない

だから俺はこの場所で闘駆う