Lyric

凛とした女などただの幻想だと

君の姿態を何度も望んだ事は

いつかの墓場へ埋めたい

逸脱の私は棄て去り

終焉まで凛々しく在りたい

残した香り

灰色のキャンバスなら色付いた雨避けで踊る

舞い散ったキャスター片は黒く染まり始めて

苦みすらも甘さが掻き消すわ

絢爛と化ける生き恥

繕って魅せた偶像に酔い痴れたアイロニー

恥置き去り髪解かして

後ろ手立てた親指 凛凛としたいのに

とどのつまり神と化していたいな

望むのは揺れ鳴す波形

染み渡り脈打つ滾る血潮

脳呑む程浴びて開け

響かせて沸き立つ空のグラスなら

継ぎ足して潤わせて奮い立つこの身体と

舞い散ったキャスター片が妙に馴染む気がした

苦いならば賞味と嗜んで

限界を懸ける生き甲斐

駆け出して詩的な行方に意識した甲斐性に

足取り軽く踊り馳せ

抜け出して素敵な夢に入り浸る会場に

触れた空気の鼓動を感じて

故に焦がされて氷解き満たされて

零れた一滴の味は

夢に絆されて文字通り生かされて

実に馬鹿だよな

明けないで

魅せた偶像に酔い続けていたいのに

恥置き去り髪解かして

覚めないで

素敵な夢を追い続けて my dreamin'

とどのつまり神と化していたいな