Lyric

無くしても悔めなかった

損した気にもなれない

あれこれ大人ぶってみた

けどまたここに戻った

ボクの中にある本物

音のない返事を求めて

花束を掴む仕草で

寂しさ温めた

痛くも痒くもないまま

上り坂を下っていく

記号のような慰めで

今は少しつながった

見慣れ過ぎて物足りない

いいときも　そうでないときも

ここに何かを足していく

今日の先の明日を

神様の言うこと聞かずにここまで来たけど

それはそれでひとつザラつく舌触りだよ

無重力の果てにたどり着いた甘さなら

目を閉じて笑う結末だ

穏やかに綴った日々を

不釣り合いなく並べて

夢を書き出したノートに

混ぜて何ができるだろう

遊び疲れて眠った

明け方を映した窓辺で

ボクを象る空色が

壁に時を描く

身体中を探してまだ見つからない気持ち

名前のない今日を過ごしたつもりはないよ

見送られた風にやわらかな日差しを添えて

いつもならここでおしまいだ

そんなつもりもないけど

眠らせておいたものがある

無駄なものを寄せ集めた

アイツに会いたくて

神様の言うこと聞かずにここまで来たけど

それはそれでひとつザラつく舌触りだよ

無重力の果てにたどり着いた甘さなら

目を閉じて笑う結末だ

昔から姿の変わらない

憧れに向かって歩いてく

この街に散らばって生きている

ボクに導かれながら

今ここにはないけど

いつもここにあるけど

いつだって少しズレていたい