

春にまだ木影を作らない柔らかい光の頃
水面に静かな時間を浮かべて流してみた
素足に伝わる柔らかさは暑過ぎず寒くもなく
心地良い温度を保っていた
僕の見ている垂直よりも少しだけ傾いて
そこに潜む物を情けないほどに欲しがってみる
少しくらいわがままが過ぎてもいいだろ、そうだろ?
よくある第一歩ってヤツを消してしまいたくないから
そこで見た君が作る緩やかな稜線は
命綱と同じくらい紅い夕陽を沈めていく
競い合う言葉も慰めの言葉も鏡に映すと
自画自賛の厚化粧に見えてくるよ
ユビキリをするほどじゃないけどいつも頼れる何かを
送ってくれた、届けてくれた君との小さな約束
コイントスのような毎日にも確実に歩める道があること
それを知ってるだけで僕らはただ老いてきたんじゃない
自分の未来に相応しい形に変化してきたんだ
雨戸を閉めに出る時間になるとそう思えてくるよ
そこで見た君が作る緩やかな稜線は
命綱と同じくらい永遠を語るよ
そこで見た君が作る緩やかな稜線は
命綱と同じくらい紅い夕陽を沈めていく
いつかまたここに戻れるのなら
最高傑作の毎日を貸し切りで
- 作詞者
萩原愼哉
- 作曲者
萩原愼哉

shinya の“traditional style (feat. 夏色花梨)”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
