Lyric

なんだよもうこんな時間か

こちとら寝るだけが救いなのに

目を閉じても未だ脳は冷めやらない

他人のような自分に思いを馳せるのは罪か

知りながら飲み込む憂鬱

逃げ入るように夢の中へ

願望の無い世界

報われないなとぼやいて

その実ただの逃避行

偽りだらけの空想空間に

頼る夜の間に溶けていく憂鬱

半端な妄想は駄作だ

脈絡を失いあそばせ

目を閉じたところで何も見ていないことにはならない

何もできずに生き続けるのは罪か

飲み込んだ罪悪感

誘われるように夢の中へ

歪な理想郷

ここに居座れるかと言えば

耐えられるわけでもない

目を背けずに目を覚ますべきか

何が本当かさえ分からなくなっているのに

残念ながら時間切れだ

ここからは出てく定め

長居をする場所ではない僅かな記憶を手土産に

弾かれるように

夢の外へ

秩序の中へ

静寂に包まれたあとは

まともなフリを続ける

現実か空想か

軽率に吐く嘘か

生きるために起きがけに

吐き捨てる憂鬱