わたしが幼い頃
本を閉じて眠ったのは
結末を知っていたから?
空想だったから?
「その人」が現れるのを待って
時を指折っていた
結末は変わっていく
そんな気がした
今まで見た場面と
なんか違うな
それはつまり
わたしとあなたの視界が
一つになるの
あなたを確認するよ
これからも一緒にいれるかな
なんか意味ない
言葉ばかりが頭の中を巡っている
住み着く不安を
ブーケに置き換えてくれた
あなたのために
何ができるだろう
あの頃は考えもしなかった
瞬間をそれとなく感じながら
不思議な力のある
魔法使いになれたって
あらゆるものを使っても
今日は作れない
並べられた場面の
何枚目かの修復した後に
わたしとあなたの
歴史を見たよ
まもなく汽笛がなって
これからの旅が始まって
なんか揺られて
向かう先を決めてくのも
悪くないか
停車する駅で
乗客も増えてって
旅が進むごとに
起こる悲しみの
ことはまだ考えないでおこう
いずれ来るもっと先の先の話題で
あなたと話をするよ
これからの一緒を結ぶ時
いつかほどけても
結び方を覚えた今日に
戻れればいい
その時も隣で
物語は続いていた
閉じた本を前に
二人の誓いで
開くのは今日の日付のページ
空白をそれとなく歩きますか
あなただったの
「その人」と
- Lyricist
keima nakamichi
- Composer
keima nakamichi
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