歌詞

君のこともっと知りたくなって

気付けば夜更け　街に降りた

死にきれなかった僕に

君のために出来ることはあるだろうか

微かに思い出せない記憶が 胸に霧をかけて

えーと、何しに来たんだっけ 今はただ匂いのする方へ

夕暮れ学生の波 声をかけられた

「今日サボり？」

冷たく放つその視線が

いつからか変わってしまった

母の面影に見えて

重なった衝撃が脳裏を走って流れるように

目的を思い出したんだ

でも、攫う気にはなれなかった

君のこともっと知りたくなって

姿を借りて　街を歩く

ただいまの声　鳥の羽音

君の後悔は無かったのだろうか

幾つ日が経った頃だっけ

電柱に君の顔を見つけて

行方不明って書いていたんだ

今はただ手掛かりのある方へ

夕立見つけた同じ数字 声を振り絞る

「ただいま」

冷たくなっていたその体が

いつからか変わってしまった

母の面影に見えて

宙に浮いた足元には

君への愛が綴られていたよ

ねえ、おかえりって言ってよ