Lyric

風は冷たいのに 日差しだけが季節を追い越して

いや、違う 風が追いついていないだけか

ボクはそんな時代に乗り遅れた風

あなたが歩く世界より 何歩も遅れた 冷たい風

せめて、あたたかい日差しでいたかった

あなたのように、人に愛されていたかった

人はなぜ、冷たい風を忌み嫌うんだろう

ボクは、火照った体を冷やす冷たさも愛せるのに

なんの計画もなく言うよ

あなたに追いつきたい

冷たい冷たい風が吹く

あなたが呼ぶ春を 壊さないで

冷たい冷たい風になる

あなたが呼ぶ春を 壊したくない

なんの脈絡も無く言うよ

あなたに会いたい

風は冷たいのに あなただけはボクにあたたかい

いや、違う ボクがあなたの温もりが好きなだけか

ボクはあなたという熱に惹かれた猫

あなたが歩く世界より 一筋離れた 路地裏を行く

せめて、人に懐っこくいたかった

あなたのように、人に愛されていたかった

人はなぜ野良猫を汚い目で見るのだろう

ボクは、汚れた体より心の輝きを見ているのに

なんの計画もなく言うよ

あなたの道にいたい

汚い汚い猫が行く

あなたの温もりを 感じさせて

汚い汚い猫が行く

あなたの輝きをけがしたくない

冷たい冷たい風が吹く

あなたが呼ぶ春を 壊さないで

冷たい冷たい風になる

あなたが呼ぶ春を 壊したくない

なんの脈絡も無く言うよ

あなたに会いたい