Lyric

あの娘が部屋に忘れていったCDを流しながら

なんとなくなんとなくギターを弾いてみる昼下がり

部屋のなかに広がる懐かしいだけの匂いと音楽

それはBGM以上？BGM未満？

時代は変わると歌う大好きなレコードに針を落として思う

僕は何を手に入れて何を無くしてしまったんだろう？

君のために作った歌を君のために歌う

そんなシンプルでわかりやすい力強さをもう一度

話は変わるけど最近の君はどうだい？

僕はといえば相変わらず気にいらないことだらけさ

例えばライブハウスでロックンロールとか叫んでるヤツラへの

ぬぐい切れない違和感はひとまず棚に上げておいても

それは黒人音楽に敬意を表した伝統的大衆ミュージック

スリーコード？ダンスミュージック？精神論？解釈はそれぞれ

おい、チャックベリーが弾いた20世紀最大の発明で

いつまでお茶を濁し続けるんだい？

そこの自称ロックンローターくん？

四畳半に響くモータウンビートに愛をこめて

右手を上げないで

Ohh Yeahって言わないで

そんな言葉じゃ届かないぜ

君の声でほら聞かせてくれよ

右手を上げないで

Ohh Yeahって言わないで

そんなリズムじゃ踊れないぜ

君らしいいつかのやり方で さあ

最新形のかっこよさを語れないなら そんなもんはいらない

サブカル系男子のおしゃれアイテムに成り下がったって

誰かの猿真似にほんの少しのオリジナリティをこめて

君の声で鳴らせ 僕の喉で歌え

携帯型デジタルプレイヤーの身近さに負けてしまった

そんなライブハウスならいらない

僕が好きだったのはこれじゃない

今夜はさ こんなにも月が綺麗じゃないか

そんなとこいないで こっちにおいでよ Baby

四畳半に響くモータウンビートに愛をこめて

右手を上げないで

Ohh Yeahって言わないで

そんな言葉じゃ届かないぜ

君の声でほら聞かせてくれよ

右手を上げないで

Ohh YeahとかBabyとか言わないで

そんなリズムじゃ踊れないぜ

君らしいいつかのやり方で さあ