たとえば
これは勃起に似ている自己の拡張論、
脳を十全に満たしていくShockwave
新型のニューロンにて展開する論調、
大河を遡上するサーモン的なひらめきの登竜門。
異端審問に日々 召喚を喰らうたび、
林檎が浮かぶ空から稲妻の発想
怠惰な奴に対して明確なNOを言う
深夜2時、洗面所にて炉心溶融した
感覚の手触りを君たちにも伝えたい。
雌伏から勇躍へと到達する3分間と23秒、
168cmと53kgから溢れ出る龍のような激情
墨染の空、柱に繋がれていた身体は
自由になり都の天空を泳ぐ
狂騒、集中、
点と点で連結、
狂騒、集中
極限の曲芸飛行の天才
比喩を俺は用いる、
言葉を俺は用いる、
音を俺は用いる
あー転覆していく
お前の価値観のタイタニック
裏側へとご招待だ 蟻地獄で座禅組む
ビルからビル、
街から街、
山火事
真面目な局面でこそ肩透かして逆立ち
森から森、口から口、山火事
白い猿が現れる
「何がしたいお前は」
白い猿が現れる
「何がしたいお前は」
白い猿が笑う
「何がしたいお前は」
目的はただ一つ、美への復讐だ。
「無理だお前は決して美には勝てない、
それは肉体や頭脳の問題などではない
もう決まっているお前は気持ち悪い、
雑魚雑魚雑魚雑魚雑魚雑魚雑魚
ゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミ
カスカスカスカスカスカスカス
無能無能無能無能無能無能無能
ブスブスブスブスブスブスブス
ブスブスブスブスブスブスブス
ブスブスブスブスブスブスブス」
つって、
おれが一人でこうやって悩んでいる頃に
南極で発展する真っ赤な積乱雲、!
インスピレーションはおれの冷静な激鉄だ
韻は満ち引きして未知の間隔へと誘う
恋人の暖かい腕を抜け出すと
気が遠くなるほど長い旅路が見えてくるだろう
肉体一個、SP404が一個
肉声でもMICでもどちらでも結構だ
絶頂に次ぐ絶頂、おれは越境する
第四の壁を叩き割る絶叫
おおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおい
おれはここだ
ああああああ
ああああああ
ああああああ
ああああああ
あああああ
- 作詞
Daichi Wago
- 作曲
junchai
- プロデューサー
junchai
Daichi Wago の“狒々”を
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ストリーミング / ダウンロード
アーティスト情報
Daichi Wago
アングラ演劇にルーツを持ち、各地を放浪しながら躁鬱的なスポークンワードを展開する閉所恐怖症の吟遊詩人。香港、ベルリンへのインスピレーショントリップを経て制作された2nd EP「此処何処?」のリリースに伴い、全国ツアー「架空都市の暴走」を現在敢行中。
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