歌詞

私は夫とふたりで

広くて古い木の家に住んでいた

家の中にはたくさんの植物があった

今日は夫が一晩留守にするから

寂しいだろうと友達を招いてくれた

この家に遊びに来るのが初めてで

家の中を興味深そうに見ていたけど

人形やぬいぐるみが動き出して

怖がって友達は帰って

私はいつの間にか眠ってしまってた

白い朝の光に包まれながら

夫が帰ってきた

「ただいま。

１年も家を空けてごめんね」と

驚いて「１日だよね」と言うと

「長く家を空けると

かわいそうだから

１年間眠っている

魔法をかけたんだよ」と

人差し指と中指に息をかけてみせた

「その間にインドの楽器を

マスターしてきたよ」と

壁の古い写真を指差した

そこには痩せこけたおじいさんが

古いシタールに似た

楽器を演奏していた

「これは腕が長くないと

端っこまで届かないんだ」と

自慢げに演奏してくれた

写真のインドのおじいさんも

腕が長かった