リリース日: 2026/10/30
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SoLuniaは、「救いよりも、共感を。」を掲げ、孤独や不安、誰にも言えない感情を、エレクトロニック・ロックのサウンドで描く音楽プロジェクトです。
新作「Unsaved」は、人と関わらないことの楽さを覚えたことから、会うことも、記録を残すことも、感情を動かすことさえ少しずつ減っていった人の歌です。
気づいたときには、残したくない自分だけが残っていました。
きっかけは、誰かに傷つけられたことではありません。
知っている顔が見えたとき、気づかれる前に道を一本変える。少し遠回りになるだけで、誰とも話さずに帰れます。
その日は、思っていたよりも軽く息ができました。
嫌な人がいたわけではありません。それでも、会わない道のほうが楽でした。
一度そう決めてしまうと、次からは考えなくても同じ道を選ぶようになります。
誘いを断る理由はいくらでもあります。忙しい、疲れている、また今度。どれも嘘ではありません。
そうして人と会わなくなると、写真も減っていきます。
消したわけではありません。残さなくなっただけです。
やがて減っていくのは、予定や写真だけではありません。
誰かをうらやましいと思うことも、悔しいと思うことも少なくなる。泣かなくなり、怒らなくなり、まわりからは落ち着いたように見える。
「Unsaved」が描くのは、その先です。
回復したのではなく、反応する量が減っただけでした。
それに気づいても、もう簡単には止まりません。
半年誰とも会っていないと気づいた翌日も、帰り道では人の少ないほうを選んでしまう。本当は誰かに気づいてほしいのに、声の出し方がもうわからない。
しかも、生活は壊れていません。
仕事は回っている。毎日は続いている。明確に困っていることもない。
だからこそ、自分の中で何かが削れていることを、誰かに説明する言葉がありません。
電子的なビートとロックの質感を重ねたサウンドは、最初から最後まで速度をゆるめません。
強く鳴る場面と密度を絞る場面を行き来しながらも、音は完全には止まらない。その止まれなさを、自分でも止められなくなった変化の進行と重ねています。
終盤も静かに収束することはありません。
もっとも大きく感情が鳴っているところで、そのまま音は断ち切られます。
何かを取り戻したわけでも、答えを見つけたわけでもない。
保存したくなかった時間は消えているのに、後悔だけが片づかないまま残ります。
「救いよりも、共感を。」 SoLuniaは、孤独や不安を"そのまま"受け止める音楽プロジェクト。 名前は「Sol(太陽)」「Luna(月)」「ia(場所)」を組み合わせた造語で、光と影の狭間——どちらにも属さない曖昧な感情が息をできる場所を意味する。 前向きな励ましではなく、「同じ場所にいる」という静かな共鳴を届ける。承認欲求、デジタル社会の断絶感、動けない日々への恐怖、「大丈夫」という嘘——誰もが抱えながら口にできない痛みを、歌と映像で静かに描いていく。 体験や経験をもとに、AIを含むさまざまな制作技術と手作業を組み合わせながら、歌詞・音・映像がひとつの感情として重なる表現を追求している。 代表曲に「Validation Economy」「Tearless」「unfelt」「I'm fine...」「Endless Pain」など。
SoLunia