歌詞

指のすき間　落ちていった

名前のない日々のかけら

君の声が　まだどこかで

知らない私を呼んでる

笑った顔が　一番ずるい

ちゃんと憎めないように

傷つけあったことよりも

手を振った背中が苦しかった

冷蔵庫の中　賞味期限切れの会話

捨てられず　並んだまま

IPhoneのメモ　誰にも見せない詩みたいな

君の言葉がまだ残ってる

回る世界に　置いてかれたのは

私じゃなくて “二人”だった

交差点に溶けた約束

誰が拾うのかもわからない

ほどけたシャツ　洗っても落ちない

思い出が染み込んだまま

振り返るたび　鼓膜の奥

同じ呼吸が　揺れてる

目を閉じても　浮かんでくる

光じゃなくて　影のほう

手首に触れた　左側が

いちばんあたたかかったのに

街のネオンも　深夜ラジオも

今じゃただのノイズだけ

本当に欲しかったのは

君の “おやすみ” の声だけだった

部屋のカーテン　君が選んだ色

外さずにまだかけたまま

優しさってなんだろう

引き出しの奥　答えはないまま

回る世界に　置いてかれたのは

私じゃなくて “二人”だった

交差点に溶けた約束

誰が拾うのかもわからない

ほどけたシャツ　洗っても落ちない

思い出が染み込んだまま

振り返るたび　鼓膜の奥

同じ呼吸が　揺れてる

愛してるって言葉が

一番嘘っぽかった

君の黙る癖も　今は

正しすぎて苦しい

時計が止まってくれたらって

何度も願った午後3時

会いたいなんて言わないけど

会えないって　そう思うだけで泣けた

通り雨のあと　空だけが澄んでた

心はずっと曇りのまま

もう要らないって思いたい

けど思えない

まだ君を

たぶん、愛してる