でたらめな景色に気付いて
息を切らして目を覚ます
花が散った
それだけの話だったかもしれない
真綿で首を絞めるような
こんな日々は
ゆっくりと思考を奪っていく
子供の頃は
神様がいて
幸せになれると信じていた
懐かしい夢のおとぎ話
ページを閉じたのはいつだったかな
消えない記憶
理想の狭間に心を囚われたまま
明けない夜を願うこの日々に
終わりはないなら
赤く滲んだ
流れ出す衝動を静かに見つめている
触れた唇から冷たく解けても
それでも今日もまた眠りにつくだけ
得たものの数をかぞえるより
なくしたものが多すぎて
かつて愛だったものさえも
砂のように崩れ去って消えた
いつしか大事なものさえ忘れ果てて
最低な今をまた生きるのさ
生まれた意味を考えなくても
無価値で無用な命だったな
優しい夢に縋(すが)れども
朝日と共にはかなく消えるなら
もしも運命(さだめ)が
生まれた時から
決められたものだとして
この苦しみも幸せのために
必要だったのなら
あふれる声も
抑えられぬまま静かに流れてゆく
後も先もない
光は閉ざされて
腕を掴む(つかむ)時間に
ただ流されるだけ
揺れ動く
声(こえ)夜に消えた
冷えた体を溶かす熱も捨てて
目を背けたいつかと
重ねた嘘で今を塗り替えてまで
あー
今繰り返される
無常の未来は絶え間なく押し寄せて
もがくほどに足をとらわれて
息もできぬほど
赤く染まった
あふれる衝動を静かに見つめている
触れた唇からもろく崩れても
それでもいいと
今日もまた眠りにつくだけ
- 作詞
小簑 彼方
- 作曲
田口 明美
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贖罪
Automatia
教会音楽をイメージさせる疾走感のあるロック
アーティスト情報
Automatia
葉月いのり/ 歌・作詞・イラスト 【葉月いのり@毎日21時配信】 https://www.youtube.com/channel/UCfhAqJ-bIE182Gk6SGnsqNw よろしくお願いいたします。
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