贖罪のジャケット写真

歌詞

贖罪

Automatia

でたらめな景色に気付いて

息を切らして目を覚ます

花が散った

それだけの話だったかもしれない

真綿で首を絞めるような

こんな日々は

ゆっくりと思考を奪っていく

子供の頃は

神様がいて

幸せになれると信じていた

懐かしい夢のおとぎ話

ページを閉じたのはいつだったかな

消えない記憶

理想の狭間に心を囚われたまま

明けない夜を願うこの日々に

終わりはないなら

赤く滲んだ

流れ出す衝動を静かに見つめている

触れた唇から冷たく解けても

それでも今日もまた眠りにつくだけ

得たものの数をかぞえるより

なくしたものが多すぎて

かつて愛だったものさえも

砂のように崩れ去って消えた

いつしか大事なものさえ忘れ果てて

最低な今をまた生きるのさ

生まれた意味を考えなくても

無価値で無用な命だったな

優しい夢に縋(すが)れども

朝日と共にはかなく消えるなら

もしも運命(さだめ)が

生まれた時から

決められたものだとして

この苦しみも幸せのために

必要だったのなら

あふれる声も

抑えられぬまま静かに流れてゆく

後も先もない

光は閉ざされて

腕を掴む(つかむ)時間に

ただ流されるだけ

揺れ動く

声(こえ)夜に消えた

冷えた体を溶かす熱も捨てて

目を背けたいつかと

重ねた嘘で今を塗り替えてまで

あー

今繰り返される

無常の未来は絶え間なく押し寄せて

もがくほどに足をとらわれて

息もできぬほど

赤く染まった

あふれる衝動を静かに見つめている

触れた唇からもろく崩れても

それでもいいと

今日もまた眠りにつくだけ

  • 作詞

    小簑 彼方

  • 作曲

    田口 明美

贖罪のジャケット写真

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    贖罪

    Automatia

教会音楽をイメージさせる疾走感のあるロック

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