歌詞

毀れ腐る體

掠れ落ちる清花

凍てつく意識の底

絡まる蜘蛛の糸が

平伏す皮膚の上に爛れた文字を書く

穢れ舐める指先に

熱い蜜の味

蠢く痛みが鉄の血に集る

白濁、泥濘む

射干玉の夜

燻らす紫の霧

深く濁る奈落誘い

悍ましい牙を剥いて嗤う

撫でる忌まわしき肉體

砕けた眼が見る色のない肌

赫々と灼けるしるし

群れなす裸蟲が血の痕を食む

しんしん御影眠る

ひしひし薄闇包む

重ねた掌に触れ合う傷痕が

脈打つ、結ぶ

月は隠れ、綿雪ひらりひらり

神様の通り途

影踏み、振り返らずとおりゃんせ