歌詞

スナックのママしてた

俺のばあちゃん

スナック「えいこ」って看板で

えこさんって呼ばれてた

まさしく、場末のスナック

それでも、いつもお客さんが来て

ほとんど、友達みたいな人達

それでも、いつも必ず誰かが来ていて

週末にはおうまさん見に行くよって

競馬場に連れてかれて

スナックのお客さんも連れて

なんか子供ながらに、

絶対、普通じゃないと思った

お昼ごはんは、

えこさんが持ってきた

おにぎりと冷めたクジラ汁

スナックの明かりが灯ると、

店のカウンター越しに

えこさんが、手を振って

「いらっしゃい」って言ってくれる

今夜も集まった常連たちは何年も

通い続けた古い仲間

それぞれが少し疲れてて

でもスナック「えいこ」に来たら

笑ってるんだ

カラオケが始まったと思ったら

えこさんずっと、マイク持ってる

お客さんの一人、不機嫌そうな

女が言った「えこさんばっか歌ってる」

「あんたの店なのに、どうかしてる」

でも、えこさんは逆ギレして

「あんた、嫌なら帰りな」

「ここは、あたしの店だよ」って

そしていつも、夜が深くなれば

「また来てね」と

なんか子供ながらに、

絶対、普通じゃないと思った

カウンターの丸椅子を並べて寝る前に

あっためてくれたクジラ汁

スナックのママしてた

俺のばあちゃん

スナック「えいこ」って看板で

えこさんって呼ばれてた

なんか子供ながらに、

絶対、普通じゃないと思った

今はえこさんも看板も、もうないけど

あっためてくれたクジラ汁が

美味しかった

スナックのママしてた

俺のばあちゃん

スナック「えいこ」って看板で

えこさんって呼ばれてた

なんか子供ながらに、

絶対、普通じゃないと思った

カウンターの丸椅子を並べて寝る前に

あっためてくれたクジラ汁が

美味しかった 美味しかった

美味しかった 美味しかった

スナックのママしてた

俺のばあちゃん

スナック「えいこ」って看板で

えこさんって呼ばれてた

今はえこさんも看板も、

もう、どこにもないけど

スナック「えいこ」って看板で

みんながえこさんって呼んでた