歌詞

鈍色漂う 雲の隙間から降る朝

リピート アナログラジオは声を震わせ

不安定な波 無関係な針

俯瞰で見てた歌は 浮かんで消えた

角のない言葉は

刺さらないかわりにいつまでも残るの

痕に残らない傷はずっと

二進法の風景 埃の柱は日光に照らされ

体温は風が連れ去ってしまう

上ではなく前で死んだ銃々は二十と七

私は前ではなく隣にいられますように

不安定な波 無関係な針

俯瞰で見てた歌は浮かんで消えた

後のない僕らは

落として賭してどうして歳を重ねて

もういっそ向こうまで行こう

流されないように

重く深く遠く静かな

遅く暗くそれでいて短い

不安定な波の中を

無関係な針の上を

かき分けながら 泳いでいく