Lyric

遠くの花が落ちた時　私はまた目を覚ます

覆う雲 朝は読み込み直し　稲妻は山の向こうで

透明は黄色く染まっていく 止めないでそこで繰り返す

透明は黄色く染まっていく 終えないでここで振り返る

いつも

蛍光ペンで潰す文字　白い平行線の上を歩く

点と点を繋ぐように　延長戦12回を越え土に

うるさい箱が塞ぐ耳と日と月　中で揺れるカタツムリ

雨水を伝う生温い　次を繋ぐためだけの薬

目を瞑りぎこちない固結び　腕の中で花は移り

またすぐに空木が飾る無味無臭そんな未来ならいらない

今は無いな

動かない明日に火をつけたライター

届かないライナーを追いかけている 暗い街中

気の抜けたサイダーみたいな私のせいだ

窓の間を塞いだ曇り空も

そこに開いた孔に刺す緑も

全部、君が決めたのなら仕方がないな

透明は黄色く染まっていく 止めないでそこで繰り返す

透明は黄色く染まっていく 終えないでここで振り返る

いつも

私が続きを閉じた日に　遠くで花が開く