Lyric

朝、目が覚めて

ちょっと苦手な匂いが

ふよふよしてないのは

ささいなことで誰かさんと

けんかしちゃったから

キミを忘れるための一人旅

ふらっと入った喫茶店

会計カウンターの横に

並んだドリップバッグコーヒー

なんで手にとっちゃったかなぁ…

帰ってもキミのアパートには行けないのに

どうしてどれがいいのか考えてるの？

「苦いほうが好き」って言ってたはずだから

たぶん　深めを選べばいいんだよなとか

…嫌んなっちゃうよなぁ

朝、知らない天井

いつものようにケトルのお湯が

ぼこぼこいってないから

寝坊しちゃったでしょ

「おはよう、起きて」の優しい声

ふわりと笑う瞬間とか

カップを運ぶ時の伏し目とか

静かにすすってる口元とか

あの日のことも思い出しちゃう…

振り返って不意に唇を奪われて、うそ！

ちょっといま何が起きたか誰か、教えて？

初めてのキスはちょっとほろ苦かったです。

なんて　恥ずかしすぎてほんとはあんまり

…覚えてないでしょ

ああ、コーヒー牛乳さえ

ミルクで割ってしまうから

なんてことのせいにすら

してしまうお子ちゃまなんです、そうなんです

帰ったらキミにちゃんとごめんを言おう

…じゃなくて！

LINE開いて電話マーク押さなきゃだよね

とぅるる、るっとぅとぅとぅとぅ、とぅるる〜♪

『あっ、もしもし？』

声が揃って2人で笑った

…ごめんね、この前は。

珈琲を買ったの、キミへのおみやげ

だから　明日会いに行ってもいいかな？

話したいこと、たくさんあるの

お・し・ま・い！