Lyric

アマミツゝキ

ニューロン

黄色い線の内側

日常を模して停滞して

昨日と同じ様な顔で

溜め息をついてイライラ

繰り返しの真ん中で

僕は安心して停滞して

昨日と違う違和感を

探して迷子になる

「見え透いた明日なんて

待つだけ無駄だよ」

楽しげに耳打ちするのは誰だ？

誰か背中を押して？終わりにして？

他人頼みのニューロン

自分の意思じゃこの一歩

踏み出せないから

青白いこの景色赤く染まって

他人の目に映った

僕の姿はさも美しいんだろう

忘れ得ない程に

傍観者を気取るなら

目立たない服着て 動画録って

悲鳴の一つでも添えて

後世に語り継いで

「あの日」がトラウマになって

僕を思い出して吐き戻して

繰り返せない日常

僕は呪いとなりて

「不変的な日常は狂気の沙汰だよ」

次に欲望に負けるのは誰だ？

僕の背中を押して？知らん顔して？

他人頼みのニューロン

自分の意思じゃこの一歩

踏み出せないから

ただ燻むこの景色を彩って

他人の目を奪って

僕自身が繰り返す毎日に

諍いたいだけ

僕の背中を押して知らん顔した

他人を恨まないよ

黄色い線の外側で

誰か背中を押して？終わりにして？

他人頼みのニューロン

ふと違和感が視界の隅に飛び込む

闇を劈くようなブレーキの音

僕じゃない他人が

命をひとつ燃やし切った世界で

取り残された世界で

僕は何を思えばいいんだろう？

詩:眞田一航

曲:千歳

アマミツゝキ

ニューロン