俄か雨のジャケット写真

歌詞

俄か雨

うきよ

焼けた空に見惚れている

何にもすることなんてないから

バス停の時刻表は

疾うに見飽きているし

書きかけの作文に落ちた染みは

明日も残るのだろうか

いっそ水に沈めてしまえば

もう気にならないだろうか

憶えていたいな

下らない昔話

溺れていたいな

空っぽの明日には

また帰りたくなるのだろうか

古臭い花瓶に注がれる水

ただ口を開けて待っているのか

気が付いた朝には 消えてしまえたら

なんて大層な夢を抱いて眠るのだ

欠けた月に見惚れている

何にもすることなんてない

訳じゃないが

居眠りして損なったものが

見当たらなくて諦めた

書きかけの作文に落ちた染みは

明日も残るのだろうか

いっそ水に沈めてしっても

意味なんてないだろうか

がらくたみたいな

生活に埋もれる真似

溺れていたいなんて

強がっていたのか

空っぽの明日には

深く沈んでいくのだろうか

薄暗い湖底から眺める先

水面は美しく見えるだろうか

手に触れた雨粒

まるで馬鹿みたいだな

なんて退屈な笑い話かなって

明後日の空模様は

明後日に決まるものだろうか

それなら今俄かに落ちる雨も

朝には水溜りに映る青か

気が付いた朝には 消えてしまえたら

なんて大層な

夢も見ないで眠るのだ

  • 作詞

    うきよ

  • 作曲

    うきよ

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