Lyric

雨の音が　幕を開ける

ぽつりぽつり　心に降る

涙の色　薄れていく

やわらぐ息　胸に響く

答えはまだ　見えなくても

まぶたの裏　光が差す

深く吸った　空気の中

小さな僕　強くなる

雨と　拍手

泣いて　泣いて　最後は　笑う

言葉じゃない　ぬくもりが

手のひらから　羽になる

雨と　拍手

曇りの空　歌に変える

ひとつぶずつ　軽くなる

心の重み

濡れた靴が　水をはじく

街の匂い　優しくなる

後ろ向いた　昨日の僕

もう紛れず　手をほどく

弱さの中　見つけたもの

まぶしくない　力の種

触れた瞬間　わかったよ

ひとりきりじゃ　なかったこと

雨と　拍手

泣いて　泣いて　今こそ　笑う

ため息まで　リズムにして

ここからまた　始まれる

雨と　拍手

濡れた髪も　光になる

寂しささえ　メロディーへ

重ねていくよ

沈む音が　途切れたとき

静寂の上　鼓動が鳴る

怖がらない　もう大丈夫

小さなステップ　前へ出る

雨と　拍手

泣いた季節　今ほどくよ

黒い雲を　後ろにして

明日の空　向かい合う

雨と　拍手

涙のあと　手をたたこう

カタルシスが　生まれるたび

心はさらに　軽くなる

雨と　拍手