Lyric

不意に終わるストーリーは

きみでないと思っていた

いつものように少し笑ったふりをした

青色とまぶた裏がかすんだ昨日にさよならと

響いた声だけが残った

昨日より　見え隠れしていた

こみあげたおかえりは 誰のためにある

きみはもうここにはいない

それだけのはずなのに

「手を伸ばせない」　そんな顔してほしくないよ

少しだけ　ね　少しだけ目をつぶって

私ほらここにいるよ

片道の切符ならばいらないよ

きっとほら

今日の隅で丸くなってさ

口下手に帰りを待っているんだよ

どこへ行こうといつだって

きみはいないとわかってた

いつものように少し笑ったふりをした

灰色と人波に呑まれた昨日にさよならと

染まらぬ声だけを愛した

きみ宛の　行き場すらない

指先も紡ぐ言葉も　おかえしすらも

いつの日か　笑える時が今手の中にあった

手が届く限り　そんな顔はしてほしくないよ

少しづつ　　芽吹いた空であふれだした

あなたと今ここにいるよ

帰り道は見上げるほど眩くて

きっとほら

あの日のように声を重ねてみてて

隣にいてほしい

うんワン・ツー

いつものように　「またね」の合言葉

そんな形のない　形のない色であふれた

あの日から　探し求めてた

心の隙を埋める何かは

世界中いつ探したって

代りなどいなかった

手が届く限り　幸せにしてみせるよ

少しづつ　で　いいと知って動き出した

日々が今ここにあるよ

行先は一つではないと僕等

きっとほら

今日の隅にも輝いている

口下手な君がそこにいるの