Lyric

散ってしまったと

思っていたけれど

桜の花びらが

一枚胸元へ舞い降りた

その瞬間

すごくせつなくなって

あなたといた頃を思い出した

傷つきながら

大人になってと

やさしく微笑み

教えてくれた

今はもう

その声も聴けず

微笑みも見れない

遠くへ行ってしまったあなたに

再び逢えるのはいつの日か

その花びらを

手のひらにのせ

そっと握って

そして目を閉じてみた

するとあなたとの

最後の日

映画のラストシーンの

ように映りだす

巡り合わせが

悪かったと

あなたは

低い声で言ったけれど

本当にそれで別れちゃったの？

私が悪いのでは

心当たりが

たくさんありすぎて

後悔ばかりがさきだつ

遠くへ行ってしまったあなたに

再び逢えるのはいつの日か

ふと風が吹き

その調子で

手を離してしまった

桜の花びらは風に飛ばされ

青空に舞う