Lyric

薄暗い日差しが差し込む部屋にいた

俺は錆びついたネジを回してみようとしたけど

いびつな音しか鳴らないみたい

足元には落書きの紙で溢れ

明日なき日常を彩ってる

俺は八つ裂きにされた天使の羽を

なす術もなく空に翳す

なけなしの痛みで買った痛み

失望と渇望の錯綜の中で

俺は欠乏の身体をカフェインで捏造する

執拗に狂人を宿しながら

どうしてこんなことになったのか

澱んだ世界から見捨てられているんだ

深くクレバスに挟まれている

裸の少年がうずくまり泣いているんだ

声を闇がいつの間にかき消していく

誰も彼のことなど知ることもなく

哀れ一人悲嘆に明けくれもがく

人が多すぎて帰れないんだ

俺は歩くしかないんだ

同じ向きを向いて

車輪と鉄路

見果てぬ夢の劣情

愛することも愛されることも知らずに

死は友達

臆病者達よ

死が友達

最後の施し

曖昧という蜘蛛の蜘蛛の糸が動けば動くほど

ヒドラのように絡みついて異常な苦しさ

俺はいつも女のカードをめくり返し存在を感じる

俺は女のジョーカーを引いて後悔を増やす

悲しいねこんなに愛を求めても

門は閉ざされている

燻る暖炉の横で泣き続けているお前

ささくれた心の傍で待つ幸せな答え

お前に渡す時間も寄り添って巡らす思案もない

孤独と悲観の石に潰されて動けないんだ

俺は同じ施しを受ける側

誰かの重荷を背負えるなら

俺はこんなとこで飢えてない

神ほどの悪魔はいないだろ

俺を振り回ししたり顔

苦しみを解き放つ兆しなど

捨ててしまえ未来はもう無い

死は友達

臆病者達よ

死が友達

最後の施しよ

もう癒えぬ病気なら次をめくりゃ良い

何も言わぬ愛なら武器になりゃしない

ゴルゴダの丘より優しい場所は無い

あの丘のとこより等しい場所は無い

ああされこうべよ

俺の喉を掻っ切る前に

ああ奴らの

その心潰し切って華麗に

死は友達

臆病者達よ

死が友達

最後の施しよ

死は友達

臆病者達よ

死が友達

最後の施しよ