独人のジャケット写真

歌詞

綾織綾音

聞いてよ私の隠し事

恥ずかしいなんてもんじゃないわ

生温い言葉でなく

灰をかぶって泣きたいわ

サムエル公書の妹タマル

わかるわわかるのその気持ちが

飾らずに告白致します

大恥の大失敗

手紙を綴ったの

良かれと思ってお伝えしたの

「作家さんあなたの未熟なところ

私が教えて差し上げますわ」

感化されたのと思い込んだまま

主人公と思い込んで

舞い上がって逢いに行く

目の前の貴方は

全く見知らぬ人

騙されるなと見下すように

鼻で笑って気にも留めないまま

文字を綴るの

自尊心抱え淡い期待を

慰めの言葉の一つでも

綴じ込んでくれるはずと

見捨てたりなんかしないで

ポストには大きな便箋が

作家さんからの

救いが届いたわ

一縷の望みだけ込めて

封を解きました

鮮やかに裏切られた

落ちてきたの

見覚えある文字の手紙

2通だけ

加筆さえされずに寂しそうに

感化されてほしかった

唯一になりたかった

そんな気持ちがないとは言わない

無き者にしないで

綴られた貴方の姿は変わらずに

濡れ衣の

みすぼらしさ漂わせて

平然と帯を締める

感化されたのは

私の方でした

計算されてた未熟さに

まんまと騙されて

作家なんて嘘つきよ

作家なんて悪魔よ

灰でも被って泣きたいわ

それなのに今日も私は本を読む

嘘と知っても

嘘と知っても

  • 作詞

    綾織綾音

  • 作曲

    綾織綾音

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アーティスト情報

  • 綾織綾音

    この世界の「不条理」を音の中で浄化させるように音を描く。 社会を見つめた自身の想いだけでなく、太宰治や谷崎潤一郎など、純文学からインスパイアを受け、楽曲を制作。  初めて訪れたパリでストリートライブをした経験から、言葉が通じなくても、音楽で国境を越えられることに心を強く打たれ、日本文化や日本語を大切に音楽作品を制作し、海外に日本を発信していくことを目標としている。  ライブでは朗読と音楽を組み合わせたライブを行い、「日本語」に拘った音楽活動を展開している。

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