セックスとピストルのジャケット写真

歌詞

泥梨の園で逢いましょう

烏有

君が地獄の始まりだったんだ

雨が降っていた

黒い制服に水滴が落ちた

此処が僕らの箱庭だったんだ

錆びた田園風景が

夏を囚え、沈んでいくのを傍観していた

六月に染まって

ただ君だけを待った

厭世に狂って

「もう僕を殺して。」

頽廃の景色は悄然

僕ら解っていたどうせ

辻褄合わせの亡霊

自己批判的回答だって

贖罪は怠惰の反映

希死念慮だって欺瞞で

「ねえ、明日死ねたらキスをしよう。」

君が地獄の始まりだったんだ

森は凪いでいた

仄暗い廃墟 螺旋階段を降って

此処が僕らの箱庭だったんだ

濁る心象風景が 僕を囚え、

沈んでいくのを

君は

君は

静寂は肢体を穿って

君が描く曖昧な透明

電線は灰色を引き裂いて

夜泳いでいく冥王星に

徒花が咲いては朽ちて

「さようなら」なんて言わないで

「また、地獄の果で逢いましょう。」

今更、創造なんて不完全

濡れた服のままで抱き合って

無格好な君のその表情ですら

何かを模倣している

想うまま描いていく

頽廃の景色は悄然

僕ら解っていたどうせ

辻褄合わせの亡霊

自己批判的解答だって

贖罪は怠惰の反映

希死念慮だって欺瞞で

「ねえ、明日死ねたらキスをしよう。」

天国と地獄の境界で

心さえ偽物になって

どうせなら、君が僕を葬って

その花はいつまでも咲いて

「さようなら」なんて言わないで

また地獄の果で逢いましょう

あの泥梨の園で逢いましょう

  • 作詞

    烏有

  • 作曲

    烏有

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