セックスとピストルのジャケット写真

歌詞

「あの電波塔で君を待つ。」

烏有

九月、あの森はまだ緑青

ずっと目を塞いでいれば

君とのこの遊びが終わることはない

少女を蔑む言葉はいつしか現実になって

融合した愛は感覚を麻痺させるように

あの汚れたプールに溺れていく

沈んでいく

未明、小火騒ぎ 高架下、響いた銃声

消えたラブレター 放送電波ジャック

「あの鉄塔の下でずっと待っている。」

回答を待っている

妄想になってしまう前に

こんな行き場のない愛を歌っている

きっと気付いていた

君の手が秋空に放った暗号

あの電波はまだ街を泳いでいる

ただ線路沿いを歩いて

古惚けたレンズを通して見た

心象風景をなぞって君が踊る

変わらないそんな表情で微笑まないで

これをただの思い出にして

未明、小火騒ぎ

高架下、響いた嬌声

燃やしたラブレター

放送電波ジャック

あの寥々とした秋を待っている

空白に耽っている

愛執に変わってしまう前に

君は言った

「あの鉄塔の下でずっと待っている。」

回答を待っている

妄想になってしまう前に

そんな行き場のない愛を歌わないで

気付いていたのに

僕は

知らないフリで忘れていった

だけど何処か、きっと解っていたんだ

幼気な愛情は酷く不器用だ

全部僕の所為だって言って

呪っていいよ もう

「ずっと、ごめんね。」

またあの日の君の亡霊が

夕陽の街を歩いていた

優しかったあの眼差しは

攫われていった

君は遠くの星で息をする

  • 作詞

    烏有

  • 作曲

    烏有

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