歌詞

夜空を渡る　銀のしずく

猫のひげ先　星が触れる

涼しい風が　影をゆらし

胸のページに　夢を描く

ほしふるよるべ　光のカーテン

流れるリズムが　時をほどく

願いのしぶきが　頬を照らし

静かな鼓動を　宙へ放つ

遠く虫声　淡いハーモニー

少女の笑みが　闇を染める

ページをめくる　夜の指先

柔らかなコードが　星へ昇る

ほしふるよるべ　宵のバラード

青い祈りが　胸に満ちて

揺らめく未来を　風が結び

夜明けの入り口　そっと灯す

ひとひらの涼　掌に閉じ

星屑ランプを　そっと掲げ

明日へ続く　光の小径

二人の足音で　紡いでゆく

東雲がやがて　空を染め

流星の余韻が　静かに消える

夏の残像が　頬を撫で

夢の吐息が　やさしく揺れる