歌詞

光の届かない

闇の中で僕は生まれた

何一つ見えない

海の中を泳ぎ続けた

この深い海の中で

闇の重さに堪える為

歪めたこの目に射し込む

一筋の光へと

僕はこの光を抱いて

必死で闇を掻き分けた

息もせずに僅かなその

光だけを頼りに

露わに照らされて滲みる

傷だらけの心抱え

ただ真っ直ぐ無我夢中で

闇の中を光へ 泳いだ

誰もいない海に

息絶え絶え浮いては沈む

右も左もない

闇の中を越えて来たのに

何気ない夢の中で

君の暮れた微笑みだけを

頼りにして僕は今も

泳ぎ続けてるんだ

君の放つ光だけが

この海に落ちた蜘蛛の糸

嘘に満ちた幻でも

それでも構わないさ

泡沫の夢の中にだけ

垣間見える真実だけが

今でもまだ心の奥

この光を灯しているんだ…

愛のままに夢のままに生きて来たよ

ただ真っ直ぐ

薄れていく意識の中

生きる術を探していた

愛に迷い夢に惑い

ただ光を追い続け

それでもまだ一人きりで

闇の中を泳いでる

今でもまだずっと…

明るい場所からは

見える事の ない闇の中

何処かに今僕と

同じように泣く人がいる

温かい海の中は

この僕には眩し過ぎる

この醜い姿さえも

希望の色に染めて

僕だけの輝きに変えて

この深い闇の向こうまで

照らせるならこの身体を

燃やしても構わない

僕の生まれたこの闇に

僕は一人じゃないんだね

僕らは皆 いつかきっと

この闇を照らしだし合えるさ

涙の海の底の闇へ

この重い水圧に耐え

今も日の当たることのない

心の奥の深海へ

まばゆい程…

命の灯を…

この光りに…変えて

僕はこの光を抱いて

闇を泳ぐ深海魚さ

深く深く海の底へ

光を届ける為

この深く暗い闇の中

僕が必死で輝いて

ほんの僅かでも希望の

光を灯せるなら

僕はそれだけで…いいんだ