銀色注ぐ街のジャケット写真

歌詞

幸せにずっとなってね

イトマP

星空が瞬いて銀色の雫が落ちた今日は

もう帰って来てはくれないと分かってた

寂しい気持ちだけは瞼の裏

あと少しで本当のお別れ

忘れ物はないね 大切なものは心にしまって

ほら、埃の被ったアルバムも忘れずに

冷たく凍り付いて悩んだ日々も

臆病な私が育った証だ

さよなら

沈んだ夕日と消える常夜灯

懐かしいシャボンの花

ほんの些細な言葉でも

まだ忘れれないから

大切なものだけが霞んで

約束の束が解けだして

溢れ出す涙が夜を飾り上げて

思い出の写真も滲んで

また失うものが増えた今日が

大人にさせていく

待ってて

大好きな曲を聴いて歩んできた道のりを辿ろう

ほら悲しい歌ばかり並べ 淋しいけど

淡く仄かに優しさを秘めた

臆病な私が巣立った証だ

ありがと

沈んだ夕日と消える常夜灯

懐かしい28時

こんな錆びれ褪せた街も

まだとても綺麗だよ

ずっと大切なもの見失って

約束の束をまた結んで

溢れ出す涙は君も流れていたんだ

思い出の写真の中で

まだ伝えたい言葉があるから

照れくさいことだけど

Dear friends

幸せにずっとなってね

後戻りはしないで

テーブルを汚す溜息も

注ぎ出す雨もいつか拭うから

痛くても辛くても愛せるように

またあなたに会えるように

__________________

星空が瞬いて金色の雫が落ちた今日は

もう帰って来てはくれないと分かってた

寂しい気持ちだけは瞼の裏

いつまででも私たちの思い出

  • 作詞者

    イトマP

  • 作曲者

    イトマP

  • プロデューサー

    イトマP

  • プログラミング

    イトマP

銀色注ぐ街のジャケット写真

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街は静まり返っていた。あの賑わいが嘘のように、色彩と笑顔が消え去った街並みには、冷たい風だけが吹き抜けている。
私は一人、薄暗い路地に立ち尽くしていた。かつての喧騒を知る私の目には、この異様な静寂が重くのしかかる。
それでも、足は動かない。目を閉じれば、あの日の輝かしい記憶が瞼の裏に蘇る。
あの馬車に乗った姿。歓声に包まれながらも、どこか寂しげに微笑む表情。私はその瞳を、いつまでも見ていたかった。
けれど、その思いは胸の奥で鍵がかかったままだった。
過ぎ去る季節の中で、目の前にあったはずの大切な存在は、遠く手の届かない場所で変わり果ててしまった。
「もう、あの日には戻らないのか。」
誰に向けたのかも分からない言葉が、氷のように溶けて消える。
自分でも分かっている。彼女は戻らない。いや、戻るべきではないのだ。
私はただ、この場所で生き続けなければならない。それが彼女の望んだ未来なのだから。
街の時を告げるチャイムの音が響く。それさえも、不協和音のように耳に刺さる。

今日も間違いなく――暗く悲しみで満ちた果てのない一日になるだろう。

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