Lyric

誰かに愛されたいって

願う夜ほど

自分のことばかり

抱えてしまう

足りないものを数えて

まだ足りないって

心が少しずつ

狭くなっていく

「こんなに想われてみたかった」

その言葉が

胸に残ったまま

消えなかった

幸せって

もらうものだと思ってた

誰かがくれる

答えだと思ってた

でも

誰かの笑顔を

願えたその瞬間

私の心が

先に救われてた

愛されたいって

強く願うほど

誰かをちゃんと

見れなくなって

それでも

君の今日が

少しだけ

軽くなればいいって

思えた夜があった

それは

立派な理由じゃない

ただ

そうしたかっただけ

誰かを幸せにできたなら

それでいいって

今は思える

それが

一番遠回りで

一番やさしい道

もしこの先

私も誰かに

愛される日が来たなら

それは

求めたご褒美じゃなくて

重なった時間の

あとに残ったもの

誰かに愛されることも

誰かを愛することも

たぶん

同じ幸せじゃない

でも

誰かを想えた夜に

私は

少しだけ

自分を許せた

今はまだ

答えなんてない

それでも

この気持ちだけは

信じてみようと思う