歌詞

草臥れた、惰性のフォーマットに、

花開く、数多のショータイム。

小洒落た思考を、まるっと捨てて、

目の前で生きるあなたの為に歌う。

其処退けの合図でパッと光った

ステージの上で、願うように、

不安な面持ちだけは着飾って

悟られぬように、響かせる旋律。

次第に増すクレッシェンド。

微かに歪む理想像が、

記憶の中で混乱中

そして、変わっていく輪郭。

憧れていた光景に

届きそうになるまで

何度、手を伸ばせば？

答えはないと知りながら、

今日も賛美が僕を照らす。

静寂を破る歌声が

限りない可能性になる

溢れ出した、愛の歓声が

此処に立つ、これまでの、

希望になっていた！

叫ぶ感情に、迷いなんて

あるはずがない！

強く穿ち、茹だる衝動が

あなたの元へ届く、

言葉になっていく。

有り体の姿じゃパッとしないし

見向きもされない不文律じゃ、

何から何まで、全て、着飾って、

塗り固めていく、華やかな信仰。

焦り、伝う、額の雫

往々にして、気丈と見做す。

その場凌ぎの感嘆符

そして、擦り減らす心根。

持て囃された現状に

「こうじゃない」と嘆けば

偶像と見紛う

魔法のような体験も

どこか、本音があるはず、と。

静寂を破る歌声が

限りない可能性になる

溢れ出した、愛の歓声が

此処に立つ、これまでの、

希望になっていた！

叫ぶ感情に、迷いなんて

あるはずがない！

強く穿ち、茹だる衝動が

あなたの元へ届く、

言葉になっていく。