

最初に違和感を覚えたのは
朝のジョギングの途中だった
いつものペースのはずなのに 息が妙に上がる
まあ そんな日もあるかもしれない
いつかのワインが少し多すぎたのかもしれない
午後になって寒気がした
エアコンのせいかと思った
「ちょっと寒くない?」と聞いたら
「全然」と言われた
仕方なくカーディガンを羽織り
温かい紅茶をいれた
これでしばらく様子を見よう
コロナは風のようにやってきて
風邪のように僕をすり抜ける
昨日と今日の境目が ぼんやりと溶けていく
熱と関節の鈍い痛み 乾いた喉と遠のく意識
僕はただ それを見送るだけ
夜になり 体は重くなった 37.8度
まあ 微妙なところだ
ひょっとして いや そんなはずはない
でも朝になって さらに熱は上がり
僕はもう悟る これは完全にやられたのだと
コロナは風のようにやってきて
風邪のように僕をすり抜ける
昨日と今日の境目が ぼんやりと溶けていく
熱と関節の鈍い痛み 乾いた喉と遠のく意識
僕はただ それを見送るだけ
ベッドに横たわり 天井を眺める
僕の世界は変わったのか
コロナにかかった前と後で
僕はまだ僕のままだし 猫はまだ猫のままだ
ただ 少し熱を持ち 意識が少し遠のく
次のシーンは おそらく 回復あとの静かな朝
温かいコーヒーの香りとともに
僕はまた いつものように
小説の続きを書き始めるだろう
- 作詞者
Escalated Directors
- 作曲者
Escalated Directors
- プロデューサー
Escalated Directors
- プログラミング
Escalated Directors

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The Feverish Afternoon
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