Sour Salty Realismのジャケット写真

歌詞

君の亡者

Limonène

生まれ変わっても一緒なんて考えたこともなかった

そしてそのジョークへの答えはYesでありNoです

白いカレンダーに並んだ「普通の毎日」

眠れないまま明かりだけ落として

冷たい窓ガラスを叩いて消える涙をそっと自分のものにした

ため息一粒

欠けた月が恋しい季節に立って

供えた花びら

川の向こうへ流れて消えた

どこにもいない理想像(きみ)の亡霊を追いかけて

届いたって思ってたのに

日当たりの悪いこの部屋は宝石の輝きを引き出せないようです

途切れる会話をぜんぶ君のせいにして

満たされないまま

変わらない温度守ってもおいしくなくて

湿気てた花火は子供の目から離して捨てた

いたずらに過ぎる日々が幸せの雛形(template)の保証外って気付いてたのに

眠りの浅い都会は甘味のない夜風に愛想笑いした

今年も街が光る

騒めきが過ぎてく

泡になって弾けるまで

つまらない日々は続く

永遠に平行線を辿りながら

「こうしてふたりこのままおばけになるのかな?」

どこにもいない理想像(きみ)の亡霊を追いかけて

届いたって思ってたのに

現実を繋ぐ鎖はそれ自体が重くて息が切れます

いたずらに過ぎる日々が重ねてきた高評価と無関係に色褪せてく

寂しくなれないこの部屋はふたりには広過ぎて眠るふりした

  • 作詞

    さのかもめ

  • 作曲

    さのかもめ

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