
※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
人が人として生きる中で、
何を信じ、何に縋り、どこへ向かおうとするのかを静かに見つめた作品である。
確かさを求めるほど、判断は増え、
選択肢が広がるほど、迷いもまた深くなる。
その中で私たちは、知らぬ間に
自分の感覚よりも外側の声に耳を傾けてしまう。
本作は、正しさを決めるためのアルバムではない。
人間の弱さや偏り、揺らぎを受け止め、
それらと共に生きる姿を描いている。
その営みこそが、人間らしさなのだと『Humanity』は語る。
ボニーは、日本を拠点に活動するアーティスト。 ヒップホップを軸にしながらもジャンルに縛られず、音楽・言葉・思想を横断した表現を行う。 アイデンティティや他者比較、成功像、正しさといった外部基準に揺さぶられる現代人の内面をテーマに、 「人は何を信じ、何を選び、どう生きるのか」という問いを、鋭いリリックで描き出す。 楽曲では日本語と英語を自在に行き来し、 哲学的・社会的な視点と、個人的な葛藤や実感を同時に鳴らすことを特徴とする。 自身で楽曲制作・レコーディング・表現設計までを手がけ、 正しさよりも、自分の内側の声に従うことを一貫したスタンスとして掲げる。