歌詞

この足が前に動くうちに

ただいまって言わなきゃな

全てが離れる前に

このままどこかへ消えようとか

せめて海が見える場所へとか

行く宛ても 逃げ場も

居場所さえないというのに

哀しみも自己嫌悪も引き連れ

汚れた靴で歩く

ああ今日も 陽が刺してきた

生きる意味や目的なんてのも

所詮は他人の譫言(うわごと)だろ

なら生きているだけで辛いのは

全部どうでもよくなるのは何故

信じられない言葉ばっかりで

どこも居れないような気がしてる

人間が怖いのは もう汚れたくないだけ

余計なことばかりを怖がって

線を引いて息を殺してる

バカにはなりきれない馬鹿だ

帰り道に灯る窓ガラス

微かに漏れ聞こえた笑い声

まるでその内側だけが本当の世界のようで

俯いたまま歩く癖に

解けた靴紐にも気付けない

どこから解けたんだろう

「どうか僕を不幸にしてくれ」と

一度も願ったことはないのに

じゃあなんなんだよ この毎日は

生きてるだけで背負わされるのは

明日が来ることが怖いのに

今日が終わるのも嫌なんだよ

綺麗なのは心の中 濾過された思い出だけで

誰かの手を掴んでいなけりゃ

立ち上がれなかったはずなのに

人間が怖いのは 傷を見られたくないだけ

信じられない言葉ばっかりさ

分からないことだらけだけどさ

帰ろう 息を殺しても

馬鹿みたいに今日も生きてる