

闇にぽつり浮かぶ居待月に見惚れながら
ひとりぶんの影は彼が来るのを待っていた
袖掠める風に少し侘びしさを感じ
いつまで待てばいい触れられぬ温もりを
寄り添った景色が目を閉じればそこにあって
色褪せてくさまにただ虚けるだけだった
闇にぽつり浮かぶ居待月も臥せはじめて
ふたりぶんの影は私の中に閉じ込めた
枕濡らし眠る日々に暇乞いをして
かたこひの気持ちに優しく終止符を打つ
枯れ始めた木々に寄りかかり声を聴く
色褪せる景色も今は愛しく思えた
夢心地でいたかった
あなたを恋い慕っていました
この胸の塞がりが空くまでもう少し待って
寄り添った景色が目を閉じればそこにあって
色褪せてくさまを優しく抱き寄せた
秋はまた更けていった
- 作詞者
まにこ
- 作曲者
まにこ

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かたこひ
まにこ
昔ながらの言葉を取り入れ、秋に感じるせつなさと片想いの儚さを詠った曲。
秋風が肌を撫でて通り過ぎる季節にぜひ聴いてほしい1曲です。
アーティスト情報
まにこ
兵庫県神戸市出身シンガーソングライター・まにこ。 J-POP/バラードを軸に、透明感×温かな歌声を届けている。 恋愛・応援・祝福・死生観とさまざまなテーマの楽曲をリリース。 切ないラブソングから感動バラードまで、言葉遊びの効いた歌詞とシンプルなメロディで描く。 エモーショナルなJ-POPや泣けるバラードを探す人に。 代表曲:22/福縁/きらきらの魔法にかけられて/僕は/青 など
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