Lyric

受け入れられない

間違ってると分かりきってるのに

正されることはなく野放しになる

釣り合いの取れない犠牲が積み重なる

瓦礫の下　聞こえなくなる声

それでも平然と日常は続いていく

予感している苦しみから目を逸らすように

ただ判断することから逃れて

壊れされて引き裂かれて傷ついて

消されていく結果だけを語って

その行為の主体は無い

行き場のない単なる悲劇として消費していく

自分の立ち位置すら忘れてしまったみたいに

誰でも言えるような無害な「正論」でやり過ごして

また何度も同じ間違いを繰り返す

冷たく笑っている世界に飼い慣らされて

他人よがりで血を感じない偽善を重ねて

今この時の実感もなく

ただ思考停止して答えが出るのを待っている

問題なんてない正常な世の中を装って

そして全てが終わった後になって

無念だったとか、人間は愚かだったとか言うのか？

因果応報だとか自業自得だとか

見えない不条理に形をつけて

簡単に人を人として見れなくなる

信じていたいことを確かめたいがために

望ましい正解だけを求めて

誰かが受け入れた自分しか受け入れられないから

自分にとって一体何が正しいのかも分からない

全ては繋がっていて　どこにいたって

平等も均衡もありはしないのに

共感を妨げる信念に服従する

痛みも悔しい気持ちも分からない

誰かの合図を待ってるうちに

不正義は加速して

ただ諦める時を待っている

失ったものはもう二度と元には戻らない