歌詞

満たされた音（ね）に 欠片をひとつ

忘れたような旋律（メロディ）

幕が上がれば 魅入られてゆく

未完成の輪舞曲（ロンド）

理想郷へは 遙か遠くと

気がつかないままに

夢と現実 暗い狭間に

ただ残されるだけ

ひらりと舞い踊る蝶

とどまる場所も知らずに

美しい羽根を濡らし

この地を彷徨う

裸足で舞い踊る 名も無き輪舞曲（ロンド）

形あるものは この手には・・・遠く

何一つとし 忘れることも

出来ないはずなのに

重ね合わせた 淡い幻想

感触は残らない

理想郷という 虚ろな影に

迷い込んだのなら

満たされたのち 紡いだ音は

未完成の輪舞曲（ロンド）

記憶の旅を重ねて

内なる弦 爪弾けば

交わり合う和音（コード）が

行く路（みち）を塞ぐ

裸足で舞い踊る

名も無き輪舞曲（ロンド）

この足は何処へ

踏み急ぐのだろう？

行き場なき 幻の舞台（ステージ）

虚無が佇めば全てF.O.（フェードアウト）してゆく

裸足で舞い踊る

名も無き輪舞曲（ロンド）

朧な構成（シナリオ）

消えるまで・・・

裸足で舞い踊る

名も無き輪舞曲（ロンド）

未完成なまま

奏で合わす 旋律（メロディ）

彷徨う 輪舞曲（ロンド）