歌詞

花束はいらないわ

言わない愛をくださいな

代替案のない恋に

故意に溺れてみたいのだ

小手先はいらないわ

もうちょいマシなのをくださいな

その瞳の揺らぎが答えだ

「終わりです」と

秒針が鳴いた

見え透いたその眼の奥の奥で

睫毛と睫毛の食む回数で

踊る心が見え見えよ

浮き立つ空気が馬鹿みたいね

口で溶かしていく憂鬱に

心地よさ求めては泣いてんの

甘くもトロけるチーズケーキ

芳醇に生きましょう

その言葉すら嘘なんでしょ

後書きはいらないわ

説明書きなんて蛇足だわ

あらすじでさ、想像してよ

私がわかった気分になるでしょう？

この妬み嫉みと花言葉を

千切れそうなほどに握りしめた

噛みきれないエゴ

なけなしの自己主張で

ちっぽけさが膨らんで

破裂したんだ

口でトロけてった孤独感に

咽び泣いては壊れてしまいたいの

火照った頬まるでアップルパイ

着飾って踊り明かしましょう

甘くてとても素敵な私

砂漠な私でも良いかしら

カラカラ喉の音震わして

丘の向こうで待っているから

いつになったら

あぁ、いらないわ

代わりに愛をくださいな

代替案のない恋に

故意に溺れて

飲み干して。

口で溶かしていく憂鬱に

心地よさ求めては泣いてんの

甘くもトロけるチーズケーキ

芳醇に生きましょう

優しく噛んで貫いて

そのワインボトルで殴打して

溢れる中身クリームパイ

従順に生きましょう

拭えぬ渇きに苛まれ

まだ私夢から醒められないわ