

ほろ苦さに 溶けてゆく声
夜風がそっと 記憶を撫でる
静まり返った午後10時
一人分のグラスを傾ける
言葉よりも 沈黙のほうが
優しく響く夜がある
壁にもたれて 遠くを眺め
「今」でさえも 過去になる
忘れることが 癒しじゃない
抱えたまま 心地よくなる
照らす街灯が 水面に踊り
曖昧なままでいいと思えた
夜風が運ぶ あなたの記憶
胸の奥に 静けさが満ちて
もう追わなくていい その微笑みも
余韻だけが そっと残る
夜風が撫でる 遠い温もり
少し苦い あの時間のあと
終わりじゃなくて 続きだったと
今なら そう思える
グラスの中 揺れる灯り
心も少し ほどけていく
すべてを語らずとも 伝わる
そんな空気を 信じていた
足りない言葉が 逆に真実を
優しく包んでいた
少しずつ 夜は深まって
明日を急がず このままで
夜風が運ぶ あなたの記憶
時がくれた 静かな優しさ
もう求めなくていい 答えなんて
余韻こそが 愛の証
夜風のなかで 一人じゃなくて
想い出だけが そばにいる夜
さよならじゃない また会える日まで
心に そっとしまう
- Lyricist
Minami Hirotake
- Composer
Minami Hirotake
- Producer
Minami Hirotake
- Vocals
AYA
- Songwriter
AYA

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Whispers of the Night Wind
AYA