disher Front Cover

Lyric

disher

naiyo

銀のあくびで

ぼくを抜く

まるい不在が

床に鳴る

冷たい棚に

朝をしまう

賞味期限の

ない顔で

きみの普通に

盛られたくない

ぼくの歪みは

量れない

へこんだ月を

皿に置く

食べないくせに

褒めないで

あー

からからの甘さ

あー

舌だけが青い

半端なぼくを

丸めないで

欠けたぶんだけ

ぼくだから

きれいな形に

しないでよ

こぼれたままで

光るから

銀のまぶたが

ぱちんと鳴る

昨日のぼくが

ひとつ減る

誰かのための

一口サイズ

そこに名前を

貼らないで

冷凍された

ごめんねが

喉のあたりで

まだ溶けない

やさしい人に

見えるように

怒りの角を

削ってた

あー

からからの甘さ

あー

息だけが白い

足りないぼくを

足さないで

余ったぶんまで

ぼくだから

正しい形に

しないでよ

変なままで

覚えてて

丸い穴から

風が来る

ぼくの真ん中

台所

銀の星座が

手に残る

洗ってもまだ

冷たいな

すき、の手前で

固まった

きらい、のあとで

柔らかい

どっちでもない

味がする

だからたぶん

ぼくだった

半端なぼくを

丸めないで

欠けたぶんだけ

ぼくだから

きれいな形に

しないでよ

こぼれたままで

光るから

最後のひとくち

残したまま

誰も知らない

ぼくになる

  • Lyricist

    naiyo

  • Composer

    naiyo

  • Producer

    naiyo

  • Vocals

    naiyo

disher Front Cover

Listen to disher by naiyo

Streaming / Download

  • ⚫︎

    disher

    naiyo

"