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菅原慎一(ex.シャムキャッツ)、nakayaan(ミツメ)、鈴木健人(never young beach)、沼澤成毅によるバンド、SAMOEDOの新曲は、東京で交差するさまざまなバックグラウンドを持つ人たちの、小さな共通の感覚をすくい取った楽曲だ。東京で生活する人、日本に来たばかりの人、それぞれ違う背景を持った人たちが、ふと同じ風景の中にいること。たとえ見ているものが少しずつ違っていても、同じ時間と空気を共有している——その感覚にフォーカスした。
制作はサンバジャズのスローダウン・サンプリングを起点に、バカラック的なメロディと70年代後半ソウルの質感を重ねることで、乾きと温度が同居するサウンドへと昇華。わずかに滲んだ輪郭と、確かな手触りが特徴だ。
本作では、「反ノスタルジア」といったこれまでのスタンスを更新し、要素が「混ざり」「にじむ」状態を肯定。ノスタルジーも現在の質感として取り込み、より自然なかたちで表現している。
メンバーがそれぞれの活動やサポートワークを通じて培った感覚を持ち寄り、ジャンルや時代を横断する独自のサウンドが立ち上がっている。なお、SAMOEDOは現在アルバムの制作を進行中であり、本楽曲はその流れの中で生まれた作品でもある。