歌詞

大きな手のひらに引かれて

曲がりくねった道を歩いてた

振り向けばいつでもそこにいた

明るい笑顔悲しみも隠して

晴れた空が滲む朝

弁当の蓋にそっと書かれたメモ

「頑張らなくてもいいんだよ」

その一言で泣いた昼休み

知らず知らず遠ざけてた

本当は寂しかったのに

何も言わず背中で待っててくれた

声にならない愛がそこにあった

ありがとうお母さん

子どもだったあの頃の僕を

愛してくれて守ってくれて

ただそばにいてくれた

当たり前と思ってたその温もりが

今は一番大切な光

ありがとうお母さん

あなたが僕の光だった

風の強い夜に叫んだ

「生まれてこなければよかった」って

そのあとの静けさが怖くて

でもあなたは遠くを見ていた

溶けかけた氷のように

分かり合えなかった時もあったね

それでも投げ出さずに

一人の人間として育ててくれた

今やっと少し分かるよ

あなたが大人である前に

一人の女として

苦しみと戦ってたこと

ありがとうお母さん

強さも弱さも知った上で

愛することを教えてくれた

あなたの背中がすべてだった

朝の光夜の灯

すべてがあなたの温もりだった

ありがとうお母さん

あなたが私の答えだった

いつか私も誰かのために

愛をそっと贈れる人になれるかな

あなたがくれた愛のかたち

ずっと心に残ってる

ありがとうお母さん

今ならちゃんと言えるよ

振り返ればあなたの光で

私はここまで来れたんだ

何も求めずにくれたその全てが

今私を守ってる

ありがとうお母さん

あなたが私の始まりだった