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〜”office M”について〜
”office M”ではPC上でクラシック音楽、特にピアノ曲を中心とした音楽制作を行っています。原曲の譜面データに演奏指示を加え、コンピューター上で演奏するのですが、PCだからこそ出来ることも多く、聴き慣れたクラシック楽曲に新たな魅力を見出せることは喜びです。
〜演奏について〜
今回は撥弦楽器であるチェンバロとも同じタイプの音色を持つギター音源を使いました。演奏指示譜面は「Scoremaker(KAWAI)」で作成、DAWはLogicProX、音源は「Pianoteq(Modartt)」のクラシック・ギター音源を使っています。
〜曲目について〜
●「イタリア協奏曲」BWV971 (①~③)
J.S. バッハ(1685~1750)によるチェンバロのための作品。3つの楽章から成り、”イタリア風の協奏曲”という題名で「フランス風序曲 BWV831」とともに1735年「クラヴィーア練習曲集第2巻」として出版されました。
独奏楽器が合奏群と協奏するのが協奏曲ですが、ロマン派の協奏曲のイメージではなく、ヴィヴァルディの「四季」的な協奏曲を鍵盤楽器1台で作曲したというイメージのほうが分かりやすいでしょう。この「イタリア協奏曲」は現代でもピアノやチェンバロといった鍵盤楽器で広く演奏されており、バッハの代表的な作品の一つとなっています。
●「ゴールドベルク(ゴルトベルク)変奏曲」BWV988 (④~㉟)
J.S. バッハ(1685~1750)によるチェンバロのための作品。1741年に出版され、こちらは「クラヴィーア練習曲集」の第4巻にあたり、アリアと30の変奏曲、そしてまたアリアへと戻って終わる32曲の構成となっています。
不眠に悩む伯爵のためにゴルトベルク青年がこの曲を演奏したという逸話からこのような重厚なタイトルとなりましたが、グレン・グールドによる2度の録音やこのアリアの映画での取り上げられ方などでもこの曲集の特別感が増されています。
office M(=Studio M)ではDTMによるクラシック音楽の演奏・配信を行なっています。編曲ではなく、原曲の楽譜をそのまま使い、コンピューター上で自由に演奏することで、オリジナルの音を残しながらも、異なる魅力を持つクラシック音楽を制作しています。