小さなクリスマスツリーのジャケット写真

歌詞

小さなクリスマスツリー

ぽんすけ

静かなギターのアルペジオ

こごえる街を窓越しに見ている

コーヒーの湯気が

ゆっくりほどけていく夜

今日もまた 抱えきれない

タスクの海を泳いできた

ため息ひとつ 鍵を回せば

帰り道より 静かな部屋

手袋のまま 灯りをつけて

かばんを置いたら 会話はゼロ

テーブルの上そっと 小さなツリーが

まだここにいてくれる

誰のためでもなく

自分のために灯した光

ほんの少しだけ

胸の奥があたたかい

小さな小さなクリスマスツリー

揺れる灯りが そっと寄りそう

ひとりでも ひとりじゃない

そんな気がして笑えたの

小さな小さなクリスマスツリー

飾りつけたのは 去年のままでも

だいじょうぶ 今日はこれでいい

わたしの冬に きらめく光

冷えた手を カップで温め

好きな歌を流しながら

時間だけが わたしを追い越す

そんな夜もあったっけ

泣きたいほどじゃないけど

少しだけ 胸がきゅっとなる

でもあなたのとなりより

このツリーの光が

今日のわたしには似合う

思い出すたび

ひとつひとつを抱きしめたい

どんな冬にも

小さな灯りはあるから

小さな小さなクリスマスツリー

やさしい影が 部屋に広がる

ぶきようなわたしだけど

これくらいの幸せならわかる

小さな小さなクリスマスツリー

ほんの少しの ぬくもりがあれば

明日もういちど

歩いていける

わたしだけの 光の季節

窓の外では誰かのベルが

遠くで聞こえているけど

こんやのわたしには

この小さな木のツリーでじゅうぶん

静かに夜がおりてくる

  • 作詞者

    ぽんすけ

  • 作曲者

    ぽんすけ

  • プロデューサー

    ぽんすけ

  • プログラミング

    ぽんすけ

小さなクリスマスツリーのジャケット写真

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    小さなクリスマスツリー

    ぽんすけ

静かな夜、ひとりの部屋でそっと灯る小さなツリー。
その淡い光は、孤独を癒すためのものではなく——
〈自分のための光〉をもう一度見つけるための合図だった。

ガールズメタルバンドが放つ今作『小さなクリスマスツリー』は、
重厚なサウンドの中に繊細で胸を刺すメロディが流れる、
ミドルテンポの極上バラード。

イントロの静謐なギターアルペジオが、
冬の空気の冷たさと、そこに潜むやわらかな希望を描き出す。
そしてサビで広がる壮大なバンドサウンドは、
小さなツリーの灯りが 自分を支える光へと変わっていく瞬間 を力強く照らし上げる。

「ひとりでも、ひとりじゃない。」
そんなささやかな救いが、心の奥でじんわりと溶けていく。

冷えた部屋にそっと寄り添い、
今年を静かに抱きしめながら、明日への一歩を照らしてくれる——
ガールズメタルならではの温度と強さを兼ね備えた、
冬の必聴バラードがここに誕生した。

アーティスト情報

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