歌詞

走り出した　行方知れず　目指す場所もゆらりゆらり

定めもせず　想いをはせる　ここにいるよ

小さくて　届かない両手　もうちょっと　まだだよ

交差する足を止めた　うしろの正面だぁれ

ひらひらと　ひとひらの　淡い夢舞い散る影を

指先で滲ませて　目をそらす

揺れて　くゆるは幻か　たとえたどり着けなくても

未来（さき）をてらす　月明かりの　先へ導くまま

めぐりめぐる　十季（とき）の中で　移り変わり宵を迎え

芽吹き出した　視界はまだ　色を付けないまま

まっすぐに　のびた影法師　もういいかい　まだだよ

ぼんやりと　重なりあう　あちらの正面だぁれ

ヒト　雫　はらはらと　迷う心隠すように

指先をすり抜けて　とめどなく

走り出した　行方知れず　目指す場所はゆらりゆらり

定めもせず　想いのままに飛び出した

歩み止めず　忘れていた　幼い日の憧れさえ

ワタシ　また　見つけ出して　ここにいるよ

ひらひらと　ひとひらの　淡い夢舞い散る影を

指先でなぞり描き　目をこらす

揺れて　くゆるは幻か　たとえたどり着かなくても

乱れ咲いた　花の色は　何にも代わらぬもの

めぐりめぐる　十季（とき）の中で　移り変わり宵を超えて

届いた手は　枝を紡ぐ　二度と見失わぬように

歩み止めず　思い出した　幼い日の憧れまた

ワタシは　もう　ここにいるよ　二度と見失わぬように