定西(*1)
こんなに⾧い間君は⼀⼈で⾛り続けてきた。
⽅向と天気のリズムは君を憂鬱にさせる。君は沢⼭の奇怪な⼈に出会ったと⾔う。
⾒たところ彼らは君より楽しそうに⾒える。
暇を⾒て僕の代わりにある場所へ⾏ってくれないか。
あの⼈は他⼈に答えを出すのが上⼿いらしい。
もし君があれについて他の事が知りたくても、僕は君に劉堃(リュウ・クン)(*2) の電話番号は教えない。
君の様な恥知らずになりたい。
サングラスと表情を顔にぶら下げて。
何を着たって何を⾷べたっていい。
今⽇は彼を愛し明⽇は彼を憎んだっていい。
こんなに⾧い間僕は⼀⼈で⾛り続けてきた。
⼈間性の裏側と移りゆく世界を通り過ぎてきた。いつも答えは次の駅にあると思う。
続きは⾔わないが君にもわかるだろう。
悲しみは贅沢品で僕には受け⽌められない。
快楽は悪夢の様にいつも⼈を驚かし⽬を覚まさせる。
泣きたければ泣け、好きにすればいい。
どうせ僕はとっくに信じないことに慣れている。悲しみは贅沢品で僕には受け⽌められない。
快楽は悪夢の様にあっという間に⽬覚ます。
⾏きたければ⾏け、好きにすればいい。
どうせ僕はとっくに帰らないと決めている。
(*1)地名(甘粛省の定西市という都市)
(*2)⼈名
- 作詞
李志
- 作曲
李志
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李志
中国の現代ロック史にその名を刻む 李志 (リージー)。2004年のデビューから2018年までの14年間にリリースした全20枚のアルバムから10曲を厳選した2枚組の豪華ベスト盤の第三弾「倒影」。Disk1はスタジオ録音版、Disk2にライブ録音版を収録。日本での高音質リマスタリングで蘇る。日本国内限定で発売されたアナログLPとCDが異例の売り上げ記録を残したアルバムのデジタル配信がいよいよ解禁される。
アーティスト情報
李志
中国の近代ロック史にその名を刻むシンガーソングライター。 1978年 中国江蘇省金壇出身。 1997年 南京東南大学(Southeast University)で工科学を専攻、現在も南京に暮らす。 鬱屈や挫折など、彼の目を通して見た社会や日々の生活をユニークな詩とありのままの姿で表現するスタイルが徐々に人気を集め、近代中国ロック史のカリスマ的存在となる。 2016年と2017年に行われたスタジアム規模の年越しライブでは約1万枚のチケットが数分で売り切れるなど、今では中国で最もライブチケットが取りにくいアーティストの一人となっている。また、中国社会に著作権意識が根付いていなかった時代に、楽曲の無断使用や違法ダウンロードが横行する状況を改善するため、自ら積極的に裁判を起こす活動をSNSなどに公開。中国社会における著作権意識の普及に大きく貢献した。 2017年には、中国全土の334都市を12年かけて巡る「叁叁肆(334)」ツアー公演を開始。「地方都市の若者が希望を抱ける未来のために」というメッセージを込めた活動を続けている。 南京市の外れにある貧しい農村出身の彼が歌うメッセージは普遍的な愛とユーモアに溢れ、中国の若者たちの未来に大きな希望と勇気を与えている。
李志の他のリリース
PANDA RECORD