Lyric

どうだろう？

陽炎の全部を

夏のせいにしてしまおうか。

僕らは照りつける太陽も

呑めやしないまま、ほら、

吹く風の匂いが

鼻先をかすめた。

In my mind, all we need is to be understood

(思うに僕らはわかってもらいたかっただけなんだ。)

こんなありふれた青空に恋をしてさ

まだ結末も知らずに今！

笑え、張り裂ける心臓の意図を数えろ！

揺らぐ波の美しさも、呼吸も、意味も、喉の奥も、

取るに足らぬ厭わしさに邪魔されぬように。

熟れた果実のような唇が囁く

"Maybe, we shouldn't talk too much about this sodium

(きっと僕らはこのナトリウムについてあまり口にしないほうが良いんだ。)

いずれこの街は静かなただの欠片になって、

僕らの体は、今、

夏の色を知って少しずつ霞んでいく

死んだ魚はそのすべてをまだ希釈できない。

こんなありふれた青空に恋をしてさ

まだ結末も知らずに、ただ、

うつる魂を闇雲に叫べ！今！

蝉時雨も、この温度も、揮発していく命さえも、

肌を焼く痛みごと抱きしめて、

空も、風も、このリズムもどうなったって捨てられぬまま、

今は影を落として、いずれ見えなくなってしまうまでは

どうか